昨年、初めてファミリーキャンプデビューした我が家。
自然の中で過ごすことは、子供の成長にとっても大変役に立つ素晴らしい体験。
そして先日、待ちに待った2回目のキャンプに行ってきた。
お邪魔したのは、千葉県柏市にある「RECAMPしょうなん」
場所は違うが、RECAMPは前回も訪れた家族向けや初心者にも優しい高規格なキャンプ場。
まだまだ初心者キャンパーの我が家にとって、何かと設備や施設が整ったRECAMPしょうなんは過ごしやすくて快適なキャンプ場だった。
ということで、これからRECAMPしょうなんを予約しようと考えている方や事前に下調べしておきたい方に向けて、一つの参考となるように紹介していきたいと思う。
RECAMPしょうなんの概要
「RECAMPしょうなん」は千葉県柏市にある手賀の丘公園の一部がキャンプ場として運営されている。
元々は、柏市のキャンプ場だったが2020年6月より株式会社Recampに運営を民間委託して再スタート。
住所:千葉県柏市片山275(手賀の丘公園)
アクセス:常磐自動車道「柏I.C.」より車で約30分
施設タイプ:区画サイト、フリーサイト
サイトの地面:芝、土
ウェブサイト:公式ホームページ
予約サイト:なっぷより
こちらが敷地内の案内図。
公園は森林に覆われた自然豊かな環境に加え、子供に人気のアスレチックやテニスコート、野球場などもある。
キャンプを利用する方は予約サイトを通じて申し込む必要があるが、アスレチックや散歩を楽しむといった過ごし方については特に制限はない。
キャンプ場に特化した全体マップはこちら。
RECAMPしょうなんは大きく分けて2つのエリアに分けられる。
まずはフォレストエリア。
「どんぐりの森キャンプサイト」と「デイキャンプサイト」があり、管理棟やアスレチックが近いのが特徴。
もう1つは、レイクエリア。
こちらは手賀沼に近いエリアで管理棟からは離れてしまうが、キャンプ宿泊者しかいないため落ち着いた雰囲気が感じられる。
レイクエリアのサイトは以下。
・ふかふか芝生フリーサイト
・木漏れ日オートサイト
・桜の森キャンプサイト
・テントキャビンサイト
・手賀の丘キャンプサイト
・てがぬまビューサイト
・カジュアルグランピングサイト
RECAMPしょうなんの設備や施設
続いて、RECAMPしょうなんの設備や施設について。
ここでは主に管理棟周辺を中心に紹介していく。
受付の流れ
キャンプ場へ到着後、まず最初に行うことは受付でのチェックイン。
車で来場した方は、受付用専用のパーキングにて一時的に駐車する。
こちらが公園入り口にある管理棟で、通称”どんぐりの家”
管理棟が利用できる時間帯はこちら。
・フロント: 8:00-20:00
・チェックアウト:8:00-11:00
・シャワールーム:8:00-20:00
・車での外出可能時間:8:00-20:00
中に入ると、入り口にチェックインシートが置いてあるので必要事項を記入。
チェックインシートの記載内容。
受付でシートを提出し、サイトへの行き方や場内ルール等の説明を受ける。
チェックアウトは、チェックインカードを受付カウンターにあるボックスに入れるか、外の回収ボックスに入れる形でOK。
売店について
1階には売店も併設されている。
ちょっとした調理器具や食料品は買えるので、忘れた際や追加したい場合に便利。
薪は1束900円。
100円にて1本単位で購入することも可能。
ちなみに、薪を購入した方は無料で薪割りができるキンドリングクラッカーを貸し出ししてくれる。
その他、氷や飲料もあり。
※酒類については、自治体からの要請に基づき時期によっては提供していないケースもあるので、必要に応じて事前に確認されることをおすすめしたい。
シャワールームについて
キャンプ宿泊者の方は、無料且つ予約不要でシャワールームの利用が可能。
場所は2ヶ所あり、1つは管理棟の2階。
利用可能時間は8:00-11:00と15:00-20:00の2部制。
※最終受付は19:40。
もう1ヶ所は、管理棟を外に出て裏側にある。
こちらは、7:00-15:00と17:00-22:00と幅広い時間帯で利用が可能。
尚、スタッフに聞いたところ2ヶ所ともドライヤーが2台設置されているとのこと。
※(追記)2021年7月22日よりレイクエリアにもシャワー棟が新設されました。
その他設備・施設について
管理棟の前には、無料で貸し出ししているリヤカーがある。
1サイト1台までで30分以内を目安に利用が可能。
数に限りがあるが、駐車場からサイトまで荷物を運ぶのに役立てることができる。
また、管理棟2階には「ユーズドアウトドアギアショップ」がある。
レンタル品の受付も行っているが、もしお目当てのギアがあればキャンプ場利用日は全品10%OFFなので思い切って購入してみても良さそう。
利用した木漏れ日オートサイトの紹介
さて、今回我が家が予約したプランは車が横付けできて荷下ろしが簡単な「木漏れ日オートサイト」
場所はレイクエリアにあるのだが、サイトまでの行き方は少々厄介。
まず、管理棟で受付を済ませた後、一旦公園を出る。
外周をぐるっと回ってレイクエリア専用の入場口から再度入場。
看板の案内とマップを頼りに目的のサイトへ。
天気が悪かったせいもあるかもしれないが、中々分かりづらい。
道も非常に狭いので、大型車の方は注意が必要かも。
無事に木漏れ日オートサイトに到着した後は、早速テントを設営。
こちらがテントとタープの設営が完成した時の写真。
写真ではちょうど見えないが、車はタープの後ろのスペースに駐車している。
サイトの広さを補足しておくと約50m2で、駐車スペース(2.5m × 5.5m)については別に確保されているか、駐車スペース込みでその分少し広くなっているサイトがある。
組み立てる前は少し狭そうに感じたが、コールマンのタフワイドドームⅣとタープも無事に設置できた。
また、お隣さんとの距離も比較的あるので、最悪ロープが少しはみ出るくらいも問題なさそう。
続いて、周辺の施設状況を一通り確認。
歩いてすぐの距離に炊事トレーラー。
中は非常に清潔感があり、計7つの流し台がある。
洗剤等は一切ないので、持参する必要あり。
そして、一番感動したのが全ての水道が温水に対応していること。
混雑時にどの流し台を使ってもお湯が出るのは、特に寒い季節にはありがたい設備。
炊事トレーラーにはゴミ捨て場のコーナーもある。
500円で2枚の専用の袋を購入すれば、持ち帰ることなくこちらで捨てて帰ることができる。
トレーラー脇には炭・灰捨て場もある。
炊事トレーラーの横にはロッジ風のトイレ。
以前までは、和式トイレが難点という不評の口コミが多かったが、最近全て洋式に改装されたとのこと。
ウォシュレット付きで、まさに高規格。
トイレの横には自動販売機がある。
売店がある管理棟は遠いが、最悪飲み物や水であればこの自販機で買うことができる。
我が家のキャンプ体験紹介
ここからは、我が家が過ごした1日を紹介したいと思う。
一日目
家族で協力してテントを立てた後は、小腹が空いてきたため昔ながらの懐かしいポップコーンを作ってみた。
やはりカセットコンロを1つ持ってきておくと何かと便利。
ゆらゆらと揺らしながらしばらく待つと、パンパンと弾ける音がして完成。
外で食べるというだけでこんなにもポップコーンが美味しかったのかと感動。
夕暮れ時には、初めての焚き火にも挑戦。
初心者なので着火剤の力も借りて、無事に着火。
アルミホイルに包んだ焼き芋作りにも挑戦。
めちゃめちゃ美味しく焼けて子どもたちも大興奮。
途中、薪が足りるか心配だったが、子どもたちみんなで森の中から落ちている小枝をたくさん拾ってきてくれた。
枝拾いするだけで子どもたちにとっては楽しい様子。
何かとすぐに手が汚れるキャンプにおいて、便利なのがウォータージャグ。
炊事場までの距離がある時などに特に効果を効果を発揮してくれる。
サイト内で簡単に手を洗えるので思いっきり遊ばせられる。
その後、日も暮れてきたので夕食のバーベキューパーティーを開始。
まずはホタテの醤油バター焼きから。
直火で焼くホタテは最高。
並行して、白米が大好きな子どもたちにとって欠かせないご飯もメスティンで調理。
続いてお肉と野菜類。
周囲が暗く焼き加減が分かりづらい為、LEDヘッドライトも装着。
デザートは定番のマシュマロ。
キャンプと言えばやっぱりスモア。
食後は、家族みんなで焚き火台を囲む。
しばし、語らいのひと時が何とも言えない幸せ。
尚、消火は21:00で、22:00には消灯というルール。
遊びすぎて疲れたのか子どもたちも21時過ぎには就寝。
二日目
鳥のさえずりで目が覚めた朝。
森の朝は冷え込む。
焚き火をセットしつつ、朝食はホットサンドメーカーでホットサンドを作る。
外側はパリッと、内側はしっとり美味しいホットサンドの出来上がり。
朝日の木漏れ日が美しくて、日々の疲れが本当に癒やされる。
しばらくゆっくり過ごした後、撤収作業を行って11時にはチェックアウト。
その他のサイト紹介
今回は、「木漏れ日オートサイト」を利用したが、散歩がてら幾つか他のサイトも見てきたので簡単ではあるが紹介しておこうと思う。
こちらは「てがぬまビューサイト」
眼下に手賀沼を見下ろせる眺めの良いサイト。
「ふかふか芝生フリーサイト」
地面が芝で柔らかく、天気の良い日は気持ちよさそう。
こちらは、フォレストエリアの「どんぐりの森キャンプサイト」
サイト内に所々木が生えていて設営が難しそう。
また、アスレチックの目の前なので静かに過ごしたり人目を気にしたりする方は検討の余地があるかも。
アスレチックは子どもに大人気
レイクエリアに宿泊した我が家はアスレチックまでの距離が遠く宿泊中の利用は叶わなかったため、チェックアウト後に立ち寄って遊ぶことにした。
手賀の丘公園の代名詞ともいえる「恐竜の滑り台」
全部で15種類のコースがあるアスレチック。
1周しただけでは飽きたりなさそう。
芝生エリアにはワンタッチテントとお弁当を持参した家族がたくさん。
まとめ
こんな感じで千葉県柏市にある「RECAMPしょうなん」について紹介してみた。
総評すると、スタッフの方の説明は丁寧で、設備や施設環境も整っていてまさに高規格キャンプ場といった感じだった。
一時雨が降っていた時間帯があったが、森林の中なので適度に雨を凌ぐこともできたし、夏の時期であれば日差しも遮ることができるので、涼しく過ごしやすそうな印象も受けた。
そういった面からも、子供連れファミリーやキャンプ初心者の方にも安心して楽しめるキャンプ場だと思う。
レイクエリアはシャワールームが遠い為、利用できなかったのが唯一残念だったが、時間配分に慣れている方や2泊以上宿泊する方はその点も問題なさそうに感じる。
ちなみに、車で10分ほどの距離に「満点の湯」という天然温泉や「道の駅しょうなん」がある。
次回もぜひ訪れたいと思わせてくれたキャンプ場だったので、その辺も含めてまたプランを立てていこうと思っている。