一昔前と違って、現代のイヤホンの主流はワイヤレスイヤホンとなり、街中で有線イヤホンを使用している人を見かける機会はほとんどなくなった。
このワイヤレスイヤホンの大きな魅力は、ケーブルが肌に当たったり、絡まったりといった物理的なストレスから解放される点。
今や色々なメーカーをはじめ、100均のダイソーからも販売されている程の定番ガジェットとなっている。
その中でも、最上級クラスと言えるのが、Appleの「AirPods Pro」
発売当初から気にはなっていたが、価格がネックとなっていて今まで購入を見送っていた。
そんな中、6月に開催されたAmazonのプライムデーで何とAirPods Proが25%オフで販売。
2日間のセール期間中に在庫切れと再入荷を何度か繰り返しており、その間ずっと買おうか悩みに悩んだ。
悩み続けた結果、セール終了残り30分になって、
「また在庫が復活しているし、売り切れになる前に買ってしまおう!」
とようやく決意し、購入することに至った。
その後、お届けまで2週間以上掛かったが無事に手元に届き、念願のAirPods Proをゲット。
長い間、「欲しいなぁ」と切望していただけにその喜びもさることながら、機能性の高さにも感動。
特にアクティブノイズキャンセリング機能については、「まるで水の中にいるのでは?」と思ってしまうほど周囲の雑音を遮断してくれる。
AirPods Proが欲しいけど、どうしようかなぁ?
実際、自分も長いこと悩み続けていたが、買ってみて本当に良かったと思っている。
購入を悩んでいる方はきっとまだまだ多いと思うので、参考までに自分が感じたAirPods Proの良さを今回レビューしていきたいと思う。
Apple AirPods Pro
こちらが外装パッケージ。
相変わらずアップル製品のパッケージデザインは美しい。
同梱品もシンプルな構成。
▷ AirPods Pro本体及びケース
▷ Lightning -USB-Cケーブル
▷ シリコーン製イヤーチップ(S、M、Lの3種類)
▷ 説明書
購入時にはMサイズのイヤーチップが本体に付いている。
最初に自分の耳に合ったサイズがどれか試しておくと良い。
ケースのサイズ・重量は、45.2 x 21.7 x 60.6(mm)で45.6gと非常に軽い。
手に持ってみるとこんなに小さいのがよく分かる。
イヤホンに至っては、5.4gと重さを感じる事すらない。
充電はLightningケーブルにて。
既存のものでも問題ないし、ワイヤレス充電にも対応している。
バッテリー駆動状況についてはこちら。
▷ 最大4.5時間:ノイズキャンセリング・外部音取り込みモード時
▷ 最大5時間:上記モードをオフの時
▷ 24時間以上:ケースと併用時
圧倒的な接続の速さ
AirPods Proはアップル製品との相性が抜群。
購入後、ケースを開封すると早速iPhoneとの接続を自動的に開始した。
操作説明がiPhoneの画面上に幾つか表示される。
閲覧が終わると同時に接続が完了。
わざわざBluetoothの設定メニューから進める必要もなく、実質ほぼ何も手を加える事なくペアリングを済ませてくれる点はさすがアップルという感じ。
そして、次回以降使う時に関しても、ケースのふたを開けた瞬間に自動的にペアリングが済み、耳からイヤホンを外すと音楽も自動的に停止してくれる。
なお、接続設定を初期化する時は本体背面のボタンを押すので覚えておこう。
ここからは、おすすめの3つのポイントに触れていきたいと思う。
"アクティブノイズキャンセリングモード"が凄すぎる
きっと多くのAirPods Proユーザーの方がこれを求めて買っているといっても過言ではない位素晴らしい機能が「アクティブノイズキャンセリング機能」
初めて耳に付けて機能をオンにした時の感動は今でも忘れられない程。
シーンと真空空間の中にいるような状態になり、周囲の騒音がかき消されるのが感じ取れる。
最近は自宅で作業する時に付けている事が多いのだが、例えば下記のような音はほとんど聞こえなくなる。
▷ テレビの音
▷ 扇風機や換気扇などの機械音
周囲の子供達の声については、正直その声量による。
声が大きい時はある程度聞こえてしまうが、それでも集中力が途切れる様な感じにはならない。
周囲の音を敢えて拾う"外部音取り込みモード"
2つ目は、「外部音取り込みモード」
このモードは、イヤホンで音楽等を聴きつつ、外部の声や音も違和感なく取り込める機能のこと。
例えば、以下の様なシーンに役立つ。
▷ 電車のアナウンスを聞き逃したくない時
▷ 店員さんとの会話の時(注文や会計など)
今までは、わざわざ耳から取り外したり、音楽を停止したりと地味にひと手間掛かっていたが、このモードを活用すれば周囲の音が自然と耳に入ってくるので、そのまま何もしなくて良いのは非常に便利。
実際、同じ条件下でノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを切り替えみたが、その差は歴然。
また、外部音取り込みモードにすることで、自動車や踏切の音も良く聞こえるので、歩行時などの安全性を高められるといった利点もある。
もちろん、音質が下がることもないのでその点も安心材料の1つ。
感圧センサーで操作が簡単
イヤホン側で操作したい時は、イヤホン本体をタップすることで動作する商品は多い。
この場合、細かい話ではあるが耳の奥に押し込むような感じが若干気になっていた。
その点、「AirPods Pro」は、感圧センサーをつまんで操作する方法を導入している。
つまむという方法に変わったことで耳への負荷がなくなり、カチッとした感覚も得られてストレスがなくなった点は嬉しい。
この少し歪んだ部分が感圧センサー。
感圧センサーでの操作はこちら。
▷ 1回押し:再生/一時停止/通話の開始・終了
▷ 2回押し:次の曲
▷ 3回押し:前の曲
▷ 長押し:ノイズキャンセリング・外部音取り込み・オフモードの切り替え
ちなみに、長押しはSiriの呼び出しに設定を変更することができ、且つ左右それぞれのイヤホンの設定を別にすることも可能。
まとめ
こんな感じでAppleの「AirPods Pro」を紹介してみた。
Androidユーザーでも問題なく使えるが、やはりiPhoneを始めとしたApple製品を使用しているAppleユーザーとの相性は抜群。
音質に関しても、高級ヘッドホン・イヤホンと比較すれば劣るかもしれないが、それでも低音・高音ともにバランスの取れた感じで十分良質と言える。
唯一のデメリットを挙げるとすれば価格の高さ。
今回、自分はセールを活用して購入価格を抑えることができたが、ワイヤレスイヤホンに約3万円を出費することに対して考えてしまうのは仕方がない部分もある。
その一方で、テレワークの普及で在宅勤務がメインとなり、新たな生活様式に変化している人も多い。
例えば、
▷ 仕事中は家族の会話やテレビの音をシャットアウトしたい
▷ オンライン会議が多いのでイヤホンが必要
▷ 出退勤の移動がなくなった時間を利用して運動に充てている
など、従来の通勤・通学以外にも使う場面が増えてきていると思う。
こんな時に、「AirPods Pro」の強力なアクティブノイズキャンセリング機能はまさに最適解と言える。
使う頻度が高ければ高い人ほど、費用対効果も得られるので気になる方は思い切って取り入れてみてはいかがだろうか?