先日、10年使った扇風機が遂に壊れた。
コンセントに挿して電源を入れても全く動かず、寿命を迎える形となった。
壊れた扇風機に貼られていたラベルを見ると、
「設計上の標準使用期間 10年
設計上の標準使用期間を超えて使用されますと、経年劣化による発火・けが等の事故に至る恐れがあります。」
と書かれていた。
10年もよく使えたなぁと思うと同時に、これ以上使う事に対するリスクもあるようなので、ちょうど良かったのかもしれない。
さて、扇風機のない夏を過ごすのは当然不可能なので、新しい扇風機を買う事にした。
買い替えるにあたって、羽がない扇風機で有名なダイソンも含め、各社のモデルを一通り確認。
好きなメーカーやデザイン、予算は個人個人で違うと思うが、購入するにあたっての方向性としておすすめしたいことが一つある。
それが「型落ちモデル」を選択肢の一つとして検討すること。
当然、全ての人に当てはまる訳ではないが、これから紹介する条件が含まれる場合は検討の余地があるので、我が家の事例も踏まえながら紹介していきたいと思う。
お買い求めやすさを狙うなら、型落ちモデルがおすすめ
今回購入したのは、東芝ライフスタイルが販売する「F-ALX60」
※東芝の名前が付いてはいるが、現在は中国の美的集団(Midea)グループの傘下。
2019年4月に発売され、1年以上前のモデルであることから現在は生産終了品となっている。
メーカーや販売店側の立場からすれば、旧製品の在庫はなるべく一掃させて、新製品に注力していきたい考えがある。
その為、少しでも多く売り切るために、価格を下げて販売していることから型落ちモデルはお買い得。
ちなみに、自分が先日購入した時の扇風機の価格は¥5,990。
一方、後継機種となる「F-ALY60」は、約¥11,000〜¥12,000の価格帯で販売されている。(記事執筆時点)
つまり、1世代前の型であれば凡そ半額の値段で買うことが出来る。
頻繁に買い替えなければ、型落ちモデルでも十分許容範囲
多くの家電製品は、毎年新製品が出るのが通例でライフサイクルが非常に早い。
その為、1年以上前の機種と比べた場合だと、「明らかに大きな差」というのがないことも多い。
例えば、「省エネ性xx%向上」、「静音性 従来比x倍改善」といった内容があるとしても、毎月の光熱費の支払額や五感レベルでそれらの性能の違いを体感できるかというと、実態としては中々難しい。
反対に、このような差を最大限感じることが出来るのが、長らく買い替えていない家電を買う時。
5年や10年近く前に買ったものを買い替えるような場合であれば、僅か1年位型落ちの機種を選んでも、元々古いものを使っていた位なので、機能やデザインなど大きな進捗を十分感じることが出来る。
我が家の扇風機においては、地味かもしれないが以下の3点が向上したことに感激した。
4枚羽から7枚羽になった
今まで使用していた扇風機は4枚羽。
今回購入したのは7枚羽で3枚分多くなっている。
カタログに記載されているような「きめ細やかな優しい風」については、何となくだがより自然に近い風に当たっているように体感出来た。
リモコンでも首振りのオン・オフ操作が出来る
今までのものは、本体にあるつまみを上下させることで首振り機能が働いていたが、リモコンのボタン一つで操作できるようになったのはありがたい。
チャイルドロック機能付き
こちらも今まで使っていた扇風機にはなかった機能。
我が家には幼稚園児がいるので、万が一の事故に備えてチャイルドロック機能を活用することで安心と安全が確保できた。
乳幼児やペットがいる家庭には嬉しい機能の一つ。
まとめ
今回は我が家が選んだ扇風機の事例で紹介してみたがいかがだろうか?
「型落ちモデルを買う検討の余地がある人」をまとめてみると以下のようになる。
▷ 最新モデルにそこまでこだわりがない人
▷ 最新モデルと型落ちモデルとの差があまり感じられない時
▷ 価格を出来るだけ抑えたい人
▷ 長期間買い替えを行っていない人
もちろん、滅多に買い替える訳ではなく長く使う予定だからこそ、
「ここで最新モデルを手に入れよう!」
というのも全然ありだと思う。
「予算に余裕がある人、流行に乗っておきたい人」など考え方や事情は人それぞれなので、自由に決めていい。
あくまで一つの考え方として紹介してみたが、「どのモデルにすべきか」を検討する際の参考になれば嬉しい。