最近購入した絵本で、読んでいて涙が出る様な本があった。
きっとだが、子を持つ親で同じ様な思いを抱く方は多いはずだと思う。
そんな心に染みる絵本を今日は紹介したい。
タイトル:「おこだでませんように」
この絵本の作者は、くすのきしげのりさん。絵は、石井聖岳さん。
くすのきさんは、1961年徳島県生まれ。小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は、児童文学を中心とする創作活動と公演活動を続けている。「メガネをかけたら」、「もぐらのサンディ」など多くの作品がある。
石井さんは、1976年静岡県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒業。「ふってきました」で日本絵本賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。その他作品多数。
本の内容について
物語の主人公は小学校に入学した男の子。この子はいつも怒られる。家でも学校でも。
例えばこんな時。
- 妹の世話をしていたらわがままを言われて泣かれてお母さんに怒られる。
- 休み時間に友達が意地悪して遊びの仲間に入れてくれなくて、友達を叩いて泣かれて先生に怒られる。
「どうしたら怒られなくて済むのだろうか?」
「どうしたら褒めてもらえるのだろうか?」
そんな1年生の7月、七夕のお願いを短冊に書く授業があった。そこで書いたお願いが、
「おこだでませんように」
とらわれのない素直な眼差し
話の内容の続きについてはこれ以上は触れないが、同じ様な情景は我が家でも日常的に実際にある話だ。
長女に対しては、「年上でしょ」という理由で弟や妹をつい優先してしまいがちになる。きっと彼女の中で悲しい思いをさせてしまったこともあるだろう。
長男(真ん中の子)に対しても、まだ4歳で物事の良い悪いがシッカリと理解できていない部分もある。自分の思い通りに行かない時にどう対処すれば良いか分からない事も多くて空回りもする。だから、1歳児の次女におもちゃを取られてつい手を出す事もあって、その度に自分に怒られている。
まさに絵本に描かれている話と同じ。
子ども達は、怒られたくて悪い事をしている訳じゃないだろうし、たまには「よしよし、偉いね〜」と褒められたいとも思っているだろう。
もちろん声には出さないけど、「きっとこんな事を思っていたのかな」と考えると今までの父親としての行動を振り返って涙が出そうになった。親としても怒りたくて怒る訳ではないが、「しつけ」という名の下に理不尽な対応をしていたこともあったと思う。
子どもが、「楽しいと思ってしたこと」や「良いと思ってしたこと」も、ついやり過ぎてしまったり、大人の都合に合わないからと、結果として怒られてしまう。
皆さんの中でも、この様なケースはないだろうか。本書を読めば、物凄く子どもに優しい気持ちで接することが出来るし、何も言わずにぎゅっと抱きしめたくなる。
子ども達に読み聞かせる、というよりは子を持つ親にぜひ読んでいただきたい、そんな絵本である。
合わせて、こちらの記事もどうぞ。