Apple Watchと言ったスマートウォッチに代表されるウェアラブル端末が身近になってきている昨今。
「自分もいつか欲しい」と気になって早数年が経った今でもまだ購入していないが、きっと近い未来ではこの様なデバイスが当たり前の世の中になっているのかもしれない。
さて、電子機器類ではないのだが、最近面白いウェアラブル製品のことを知った。
それは、「腕に巻き付けて使用するタイプのメモ」。
知ったきっかけは長女から教えてもらったのだが、長女自身も小学校のクラスの担任の先生が身に付けているのを見て知ったらしい。
普段はあまり物欲がない長女が珍しく
「私も欲しい!」
と言ってきたので、一つ購入してみることにした。
ということで、早速どの様なモノなのかレビューしていきたいと思う。
wemo ウェアラブルメモ
購入したのは、「wemoという商品のバンドタイプ」。
画像:公式サイトより
wemoの名前の由来はお察しの通り、「wearable memo(ウェアラブル メモ)」の組み合わせからきている。
バンドタイプというのが、いわゆる腕時計の様に巻き付けて使用するタイプのもの。
他にも、スマホの背面がメモになるケース型メモや、PCや机などに貼れるパッド型メモも販売されている。
画像:公式サイトより
主なターゲットは現場で働く人向け
元々は、病院で働く看護師さんなど医療従事者向けに開発されており、よく見かける「手の甲にメモする」必要性から解放されたのがwemo。
医療関係者に限らず、色々な職種でいう「現場」で働く方々に適しているので、逆にオフィス内でデスクワーク主体の人はそこまで必要に迫られていないかもしれない。
そういう意味では、仕事場のメインを教室としている学校の先生が便利なアイテムとして使っているのも納得できる。
メモはボールペンで書いて消しゴムで消す
こちらが今回購入したバンドタイプのwemo。
裏面の説明書にもある通り、使い方は簡単でシリコン製のwemoを腕に巻いて、ボールペンで書くだけ。
本体には、目盛りもあるのでちょっとしたサイズを測る定規にもなってくれる。
他に、日付やタイトルを記入する欄もあり。
子どもの細い腕でも問題なく巻きつけることが出来た。
早速試し書きをしてみた。
普段使っている消しゴムでも綺麗に消せた。
注意点について
一応だが、説明書には注意書きもある。
簡単に要約するとこんな感じ。
・ ボールペンは0.7mm以上を推奨している
・ 三菱鉛筆のジェットストリームは使用しないこと
・ 跡が残る場合は、アルコールで拭き取る
・ 使用後は早めに消すこと
・ 鉛筆、水性ペンは使用できない
ちなみに、ボールペンについては「ZEBRA社のジムノック0.7芯」を推奨されている。
我が家では、推奨品ではないが自宅にあったPILOT社製のボールペンを使ってみたが特に問題はなかった。
メモを消すタイミングについても、時間が経つと綺麗に消せず痕が残る可能性もあるので、基本的には記載されている事を守って使うようにしておこう。
子どもでも役に立つシーンは?
さて、我が家では長女が欲しいということで一つ購入してみたのだが、子どもが使う場合においてどの様なメリットがあるか実体験を元に考えてみた。
今のところ、よく使うシーンは「買い物の場面」
一例を挙げると、子ども用品の買い物で頻繁に必要になるのが学校で使う文房具。
連絡帳や学習ノートなどは意外に買い足すペースが早く、週末に子どもたちと100均へ買いに行く機会も何かと多い。
ノートを買うこと自体は忘れにくいのだが、
「方眼の幅は何mmを買えば良かったっけ?」
「漢字練習帳は何字のノートが必要?」
といった細かい仕様については、うっかり忘れがちになりやすい。
もちろん、事前に子どもからの要望を大人がメモしておけばいい話でもあるのだが、子どもの任務を子ども自身で果たせる様に自立させるための道具として一役買ってくれている。
メモを取ることの大事さも学べる
もう一つ、良い点だと思えることが「メモを取ることの重要性」
これは大人にも言えることだが、お願いされたことややるべきことを自分の記憶の中だけで留めておくケースが多々ある。
忘れずに実行出来れば良いが、当然記憶力にも限界があり、新たに別のタスクが生じると記憶から消えてしまうこともしばしば。
「何かあればすぐにメモできる環境がある」
という意味で、wemoを身に付けておけばすぐにメモが出来るし、メモする癖も付けられやすくなることはとても良いと思う。
まとめ
オフィスでの事務職である自分も、例えばプレゼンなどの場で役に立ちそうだし、普段の仕事場が現場ではない社会人でもTPOに応じて使える機会もあると思う。
我が家の子に関してはまだ使い始めて数週間なので、これから買い物以外のシーンでも使用する頻度をもっと増やしていって貰えれば嬉しい。
料理好きな方や主婦の方であれば、料理の時のレシピのメモとして活用するアイデアも良さそう。
値段も約1,000円とお手頃なので、忘れっぽい人や年配の方へのちょっとしたプレゼントやギフトにもしても良いと思う。