美味しい料理が味わえる瞬間はこの上ない幸せなひと時。
上手に料理ができるコツと言っても様々で、例えば
1. 良い調理器具を使っている
2. 良い食材や調味料を使っている
3. レシピ通りの手順を踏む
と言ったことが挙げられる。
その中の「1. 良い調理器具を使っている」についてだが、皆さんはお気に入りの調理器具はお持ちだろうか?
もちろん我が家も、最新の調理家電やブランド物のおしゃれな調理器具が欲しい気持ちは常にあるが、なかなかそう簡単に手にするのが難しいのも現実。
だからというわけではないが、出来上がった料理を食卓に並べる時に見栄えを良くしてくれる食器類を統一させることが好きといった一面もある。
どうせだったら、食卓テーブルをおしゃれな雰囲気にしてくれる機能性やデザイン性に優れた調理器具がないかなぁ?
こんな一石二鳥なものを探していたところ、1つの鍋に出会った。
それが、ストウブの「Wa-NABE(ワナベ)」
機能性に優れたワナベを使えば美味しい料理ができるし、そのまま食卓に置いても高いデザイン性でグッとおしゃれ度も上がる。
ということで、実際に買ってみて幾つか料理をしてみたところ、思った以上に使い勝手も良く、美味しい料理も味わえたので早速紹介していきたいと思う。
staub(ストウブ) Wa-NABE(ワナベ)
購入したのは、ストウブの「Wa-NABE L ブラック」
ストウブはフランス発の調理器具メーカーで、現在はドイツのツヴィリング・J.A.・ヘンケルスグループに属している。
元々はプロ向けに開発されたが、現在は世界50ヶ国以上で一般家庭でも使う方が増えている。
基本的な商品情報はこちら。
▷ 表面加工:ほうろう
▷ 材質:鋳鉄(底厚4.2mm)
▷ 長さ:26.5cm
▷ 高さ:11.6cm/ふたを除く高さ:10cm
▷ 直径:20cm/底の直径:12.5cm
▷ 満水容量:2.35L
▷ 重量:3.2kg
▷ 対応熱源:IH、ガス、オーブン
▷ 原産国:フランス
付属品にはレシピ付き取扱説明書と、生涯保証登録用シリアルナンバーが同梱。
サイズについては、3種類の展開。
Sサイズ:1〜2人用
Mサイズ:2〜3人用
Lサイズ:3〜4人用
我が家は5人家族なので、1度に沢山の量が作れるLサイズを選択した。
夫婦2人暮らしにはM、1人暮らしにはSサイズが良さそうだが、近い将来に人数が増える予定がある等で迷っている方は、あらかじめ1サイズ大きいものを選ぶのがおすすめ。
ワナベの特徴
鍋料理や和食料理を始め大人気のワナベであるが、ここからは実際に使ってみて良かったと感じた特徴を紹介していきたい。
アロマ・レインで水分を逃がさない
手に取ってまず最初に目に入ったのが、鍋蓋の裏側にある特徴的な突起。
このふたの裏側の突起はシステラと呼ばれるのだが、ここにワナベで作る料理が美味しくなる秘密が隠されている。
ざっと簡単に流れを説明すると、
1. 蒸気となった食材の旨味が含まれた水分が鍋のふた全体に付く
2. ふたの突起に付いた蒸気が集まって水滴になる
3. 旨味を含んだ水滴が再び鍋の中に落ちて、食材本来の味を封じ込める
この水滴が降り注ぐ工程を雨が降るシーンに例えて、「アロマ・レイン」と呼んでいる。
無水調理はワナベの人気の1つだが、野菜など食材に含まれる水分を上手く活用することで栄養や旨味が逃げず、美味しい料理に仕上げることができる。
底が丸いデザインで対流が起きる
和食料理と相性が良いワナベの鍋底は、丸みを帯びたデザインになっている。
まず底が丸いことで、「鍋の中を混ぜやすい」、「返しがしやすい」という利点がある。
そして最大のポイントは、鍋の中で対流が発生すること。
対流が発生することで、鍋の中の食材全体に良く熱が通り、味も均一に浸透させることができる。
マットエマイユ加工でお手入れが簡単
煮込み料理や焼き物を調理した後に心配なのが、鍋に焦げ付けが残ってしまうのでは、という点。
実は、ワナベには食後の後片付けも簡単に済ませられる様に工夫が施されている。
それが「マットエマイユ加工」
これは、表面を非常に小さな凸凹に加工しておくことで、焦げ付きやこびりつきが発生しにくくさせるというもの。
指で触っても分かるが、この凸凹がお手入れにとって重要なポイント。
ご飯を炊いてみたら絶品だった
さて、まずは家族みんなが大好きな白米をワナベで炊飯してみたいということで早速挑戦してみた。
ご飯を炊く量は3合。
普段使っている炊飯器と同じように、お米を研ぐ。
水の量は、540ml。
軽量カップは、横からだけでなく上からの目線でも軽量できる便利なOXOの「アングルドメジャー」で。
最初は、ふたを開けた状態で中火で火にかける。
しばらくすると沸騰し始めてきた。
このタイミングで、しゃもじで全体を一混ぜする。
混ぜることで対流効果がより発揮される。
泡が大きくなって沸騰が最高潮になるまでしばし待つ。
その後は、弱火に切り替えてふたをして12分炊き上げる。
念の為、吹きこぼれがないか気に掛けていたが全く問題なし。
どんな感じに炊けているか気になりふたを開けてみる。
上手に炊けていて、この時点でもう美味しそう。
最後に10分程蒸らして完成。
「アロマ・レイン」の水滴もこの通り。
米粒1つ1つがとても柔らかく、もちもちしている。
子どもに感想を聞いてみたところ、
「いつもより甘いし香りも良いね!」
とのこと。
基本的に何でも美味しく感じてしまう自分も味わってみたが、炊飯器と違って格段に甘さを感じる仕上がりになっているのが体感できた。
調理後の片付けは、「マット・エマイユ加工」の出番。
焦げ付きもなく、付着しているご飯粒を落とすためサッと水洗い。
その後は、いつも通りの力加減で洗剤とスポンジで洗い流すだけ。
見事に元通りのワナベに元通り。
揚げ物や蒸し料理も美味しくできた
ご飯を炊く以外にも色々と挑戦してみたので、簡単に紹介しておきたいと思う。
こちらはカレーの具材。
柔らかく且つじゃがいもも全く煮崩れしないのが良い。
野菜の味がよく染みて美味しい。
釜揚げうどん。
テーブルで食べ終わるまでうどんが温かく保温性の高さも感じた。
じゃがバターもワナベだと簡単。
ホクホクで子ども達の評判も上々。
そしてこちらが唐揚げ。
ワナべの中で鶏肉がコロコロ動いてよく対流していた。
どの唐揚げも均等に味付けされていて、今まで食べた唐揚げの中で一番だった。
まとめ
こんな感じで「staub(ストウブ) Wa-NABE(ワナベ)」について紹介してみた。
一般的に美味しい美味しい料理を作るには、下ごしらえや仕込みといったひと手間加えるかどうかで変わることが多いと思う。
ただ、今回ワナべで料理してみて感じたことは、
「調理器具をワナベに変えるだけで、格段に美味しくなった」
ということ。
炊飯で言えば火加減の調節が必要な点はあるものの、大した手間でもなくむしろ料理が今まで以上に楽しく感じるようにもなった。
煮物や天ぷらなどまだ挑戦していない料理がたくさんあるので、これからもワナべを使って家族の食卓を盛り上げていきたいと思う。
カラーは下記「ブラック」、「グレー」、「チェリー」の3色から選べます。↓