「自宅のプリンターの置き場に困っている」
なんてことはないだろうか。
写真や紙の印刷、コピー、スキャンなどプリンターには便利な機能がたくさんある。
使用頻度が少ない方は、多少不便なところに配置しておくのもあり。
きっと、クローゼットの中やTVボードの中に普段は片付けている方も多いと思う。
かく言う自分も、つい最近までは寝室の一角に置いていて、使うときにだけわざわざ出向いて作業していた。
ただ、最近は子どもの学習用のサポートの一環で、コピーを頻繁に取る機会が多い。
「【USB充電でコードレスのLEDデスクライトが持ち運びやすくて便利!】」で紹介したように、我が家の子たちの勉強場所は基本的にリビング。
モノの定位置を決めるにあたっての原則は、無駄な動線を最小限に抑えるためにそのモノを使う場所に設置するのが望ましい。
現在の我が家で言えばリビングが当てはまるのだが、あいにく卓上で使うための広いデスクもない。
イケアやニトリ、無印をはじめ、市販品でプリンターの台も調べてみたが、どうもイメージとは違う。
100均のすのこを使ったアイデアも考えてみたが、大きくて重いプリンターには不向きな気もする。
そんな困った時の解決方法がDIY。
「自分の家に合う、プリンターが収納できる使い勝手のいい台」
これをDIYで作れば、自分が納得する希望通りの台に仕上げることができる。
しかも、今回考えたプリンターの台は特別な工具も完全不要の超簡単DIY。
ということで、プリンターの置き場所に悩んでいる方にとって、とても簡単な作り方でできるプリンター台について紹介していきたいと思う。
現状の置き方
とりあえず我が家では、このように本棚の上にプリンターを置いている。
ここはもともと家族で共有しているノートPCがあった場所で、パソコンの位置をずらすことでプリンターと並べるように置いている。
このままでも悪くはないのだが、どうしても1つ気になる点がある。
それは、"本棚の上"という貴重なスペースにプリンターとパソコンを広げて置かなければならないこと。
パソコンをプリンターと近い位置に設置するのは合理的だと思う。
一方で、本棚の上は写真や植物、子どものちょっとした作品などを飾るスペースとしても使用したい。
かと言って、プリンターの上にパソコンを乗せておくと、精密機器であるプリンターへ荷重が掛かってしまうし、コピーを取る時にいちいちパソコンを動かす必要もある。
そんなことから、この両方が共存できる台を手作りしてみることにした。
パソコンも収納できるプリンター台をDIY
用意した材料はこちら。
▷ 棚板を2つ (パイン集成材。サイズ:380 × 500 × 19(mm))
▷ 脚を8つ (2×4材の端材を活用)
▷ 木工用ボンド
脚はこんな感じで8等分にカット。
まずは、脚にボンドを付けて棚板に接着させていく。
4箇所全てボンドで留める。
ネジやビスを使わず、工具も不要なのでとても楽。
PCの収納イメージはこんな感じ。
続いて、もう1段作るために4つの脚を同じようにボンドで留めていく。
横からみた図。
後は、約1時間しっかりと乾くまで待つ。
ひっくり返して完成!
自作プリンター台のおすすめ機能3点
今回、DIYで自作したプリンター台にはお気に入りのポイントが3点あるので、それぞれ簡単に紹介したい。
プリンターを最上段にすることで使い勝手が良い
重いものを下に置くのは安定性の観点からも基本ではあるが、この台では1番上に置くようにしている。
これは、コピーやスキャン、インクの交換などでプリンターの上部カバーを開けることがあるため。
その代わり、棚板の厚さを19mm、脚の厚さも4mmとずっしりした厚みの材料を使うことで耐荷重も問題ない安定性を維持している。
PCは充電ケーブルも差したまま収納可能
この台には1段目と2段目に、出し入れができるスペースを作っている。
このスペースにパソコンを収納することで、プリンターとパソコンを共存させる方法を実現。
上段はMacBook Airを、下段はWindows PCを収納している。
ただし、充電しながら収納しておかないと、「いざ使いたい時にバッテリーが足りない!」ということになりかねない。
引き出し式にすると側面や背面が板で覆われてしまうので、隙間ができるように組み立てることで、コンセントといった配線を通せるようにした。
これには、風通しをよくすることで排熱効果も期待している。
印刷用紙や周辺機器も収納できる
「パソコンを2台も持っていない」
という方は、空いている段に印刷用紙を置いておくのもあり。
また、パソコンにはマウスが必須の方もいると思う。
我が家もWindows用にはマウスを使用しているので、PCと一緒に収納できる絶妙な高さに設定して組み立てている。
もちろん、最初から収納スペースを1段だけにしたプリンター台を作るのもいいと思う。
まとめ
こんな感じで、プリンターとパソコンを収納できる台をDIYする事例を紹介してみた。
組み立ては木材を全てボンドで接着させるだけなので、必要な材料を用意するだけの簡単作業。
材料費も約2,000円と安いコストで抑えることが出来たことも良かった。
雰囲気についても、本棚と同じウッド調にして統一感を出すことで、インパクトがあるプリンターの存在感を消しつつ、インテリアとしても損なわない仕上がりになった。
今回は台をDIYしたが、家庭によっては例えば床置きのワゴン型でラックがある方が適しているケースもあると思う。
そんな時にはカラーボックスの上段を厚めにし、底板にキャスターでも付ければ移動や掃除も楽そう。
我が家も以前は、使うたびにプリンターのある所へ足を運ぶという非生産的な行動をとっていたが、必要な時にすぐに使えるように改善することができた。
プリンターの置き場所に悩んでいる方は、まずは適切な配置場所を探してみた上で、希望に沿うものがなければ自分でDIYしてみてはいかがだろうか。
市販品で機能的なプリンター台をお探しの方はこちらがおすすめです。
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