お祭りの定番屋台の一つである「金魚すくい」
縁日だったり花火大会だったりと、どちらかと言うと金魚すくいは夏のイベントのイメージ。
さて先日、家族揃って満開の桜を見にお花見に出掛けてきた。
ちょうどお昼の時間帯だったこともあって、焼きそばやたこ焼きを屋台で買っていたところ、金魚すくいの屋台を発見。
夏の催し物だと思っていた金魚すくいを見つけて子ども達も、
「あとでやりたい!」
と楽しそうにしていたので、昼食後に金魚すくいに挑戦することにした。
そんな金魚すくいについて、今回は上手に楽しむコツを中心に紹介していきたいと思う。
ポイの持ち方
金魚すくいに使われる金魚をすくう道具は「ポイ」と呼ばれている。
円形の枠に和紙が貼っていて、意外と知られていないが和紙が貼ってある方が表、反対側が裏側になり、表裏がちゃんと存在している。
その為最初のポイントとして、裏面の方が破れやすいので必ず表面を上にして使う事が大事となる。
ポイの使い方
正しい持ち方を覚えたら、次は使い方。
ここで大事なのは、まずポイ全体を水につけて一度濡らすこと。
「濡らすことで破れてしまいやすくなるのでは?」と思いがちだが、ポイ全体を同じ条件下におくことが実は大事。
これは、濡れている箇所と乾いている箇所で違いが生じると、そこから一気に破れやすくなってしまうのを防ぐため。
また、水の中でポイを動かす時はできるだけ水面と平行に動かすことも大事なポイント。
もしも、水に対して垂直に動かすと水の圧力をポイが大きく受けてしまうことになり、破れやすくなってしまう。
金魚のすくい方
ここまで出来たら、最後に金魚のすくい方と容器への移し方。
金魚は出来るだけ水槽の角(端っこ)で取るのがおススメ。
これは単純に角に追いやることで逃げ場を減らして、捕まえやすくするため。
金魚自体の特徴を活用することも大事。
金魚は後ろに進むことが出来ないので、後ろから追いかけずに前方から捕まえる様にするのが良い。
すくう時も、尾ビレを乗せると金魚が暴れてしまって穴が開きやすくなるので、頭からお腹の部分までを意識してポイに乗せられるとベターだ。
容器へ移す時には、垂直ではなく斜めに持ち上げながら、ポイが金魚の重みによる影響を受けない様に速やかに移すこと。
実践
・ポイは表側を上にする
・最初に全体を濡らす
・水面と平行に動かす
・水槽の角で捕まえる
・尾ビレを出来るだけ乗せない
以上の様なコツを意識しつつ、子ども達が早速トライしてみた。
長男(5歳)がまず挑戦。
コツを伝えながら、金魚すくいをさせてみるが中々捕まえられない。
次に長女(7歳)がやってみる。
しっかり水槽のコーナーを陣取って攻めているのがGOOD。
まとめ
小さい子達にとっては、コツ自体は理解しても実際にトライしてみるとなかなか難しいもの。
反対に、小学生の中学年から高学年の子ども達は比較的コツを掴んで、10匹以上捕まえている子もいた。
我が家の子ども達は大漁とまではいかず、それぞれ2匹ずつゲット。
早速帰宅後に金魚の水槽に移してみることに。
ちなみに我が家の水槽には、昨年夏から飼い始めた金魚を飼っている為、飼育セットは既にあり。
新しい住処にぎこちなさを感じる部分もあるが、すぐに生き生きし始めて、子ども達も嬉しそう。
自分も子どもの頃にそうだったが、金魚すくいはやはり見ていても楽しい。
ついつい、
「こっちに寄せて!あの金魚がチャンスだよ!」
と口出ししてしまいそうになりがちなもの。
小さい子を持つ親の場合は、バランスを見ながら適宜フォローをしてあげると、たくさん取れて良い成功体験に繋がると思う。
我が家の子達も夏のリベンジを楽しみにしつつ、これから祭りが盛んになる夏本番に向けて、金魚すくいを上手に楽しみたい方の参考になればと思う。
↓金魚の飼い方や飼育グッズなどの用意にこちらの記事もご参考にどうぞ↓