学問を大まかに分類すると「文系」と「理系」に分けられるのだが、我が家では自分も奥さんも「文系」出身。
この場合、一概には言えないが子供も文系に進学することが多いのだそう。
さて、子供たちが春休みのこの時期、両親が得意ではないからこそ科学の分野に触れてもらいたいという理由で、千葉市にある「千葉市科学館」という科学館へ遊びに行ってみた。
ここは、普段なかなか感じることのない科学の楽しさや自然の不思議について体験しながら学べるスポット。
子供はもちろん、大人も一緒になって科学を身近に触れ合い、楽しみながら過ごせる絶好スポットだったので、紹介していきたいと思う。
千葉市科学館の概要
ご利用案内全般は下表のとおり。
施設概要 |
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名称 |
千葉市科学館 |
電話番号 |
043-308-0511 |
所在地 |
千葉県千葉市中央区中央4丁目5番1号 複合施設「Qiball(きぼーる)」内7階から10階 |
開館時間 |
・展示エリア :9:00-19:00(入館は18:30まで) ・プラネタリウム:9:00-20:00(日によって変動する場合あり) |
アクセス |
【電車】 JR総武線千葉駅東口より1,000m(徒歩約15分) 京成千葉中央駅430m(徒歩約6分) 千葉都市モノレール葭川公園駅より350m(徒歩約5分) |
【バス】 < JR千葉駅東口バスのりば > のりば1「大宮団地」行、のりば7「大学病院・南矢作」行、 のりば10「中野操車場・いずみ台ローズタウン・成東駅」行 →「中央三丁目」下車(当バス停前) |
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駐車場 |
複合施設Qiball(きぼーる)有料駐車場(300台収容) 料金: 8:00~22:00 ¥100/20分 22:00~8:00 ¥100/60分 ※入庫後24時間最大 ¥1,500 |
URL |
休館日については月毎に異なるので事前に公式HPで確認をした方が良い。
また、以下無料開放日も設定されているので、タイミングが合えばお得に利用できる。
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市民の日(10/18)及び直近の土日
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毎週土曜日、「ふれあいパスポート」を提示する市内在住の小中学生は無料。
※企画展示、及びプラネタリウム特別投影の利用料金は2割引。
入館料について
こちらが入館料の一覧表。
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常設展示 |
プラネタリウム |
セット券 |
大人 |
510円 |
510円 |
820円 |
高校生 |
300円 |
300円 |
490円 |
小中学生 |
100円 |
100円 |
160円 |
常設されている展示エリアのみを楽しむチケットとプラネタリウムのみを利用するチケットでそれぞれ分かれて販売されている。
JAF会員証提示で、それぞれ入館料が割引になるのでJAF会員の方は是非提示されたい。
ただ、我が家も今回セット券を購入したのだが、オススメはやはりセット券。
セット券を購入の場合は、JAFの割引以上に安くなるためお買い得になるからだ。
(その為、セット券を購入の場合はJAFの割引適用がされない。)
10階 ジオタウン
千葉市科学館は、館内の7階から10階までで構成されている科学館。
各階ごとに幾つか抜粋して紹介していきたい。
最初に紹介する10階は、宇宙や地球、生命の不思議を体験できるフロア。
「地球環境時計」
この時計は、地球環境の悪化に対して人類が抱く危機意識の程度を時計で表現したもの。
9時から12時の間が一番不安となる枠なのだが、世界各地の時計が既に9時以降を指している。
日本も現在9時半頃で、過去5年間で30分近くも針が進んでしまっている。
こちらは「ムーンウォーク」の体験。
体験には身長と体重の条件があり、我が家では条件をクリアしている長女が体験。
長女曰く「軽くジャンプするだけで、浮いたような感覚だった!」とのこと。
なお、写真の様に各回先着20名で整理券の配布があるので、体験したい方は締切にならないように注意。
9階 テクノタウン
9階は暮らしに不可欠な技術についてのフロア。
二進法で両手の指を使えば、1023まで数えることができるらしい。
車を中心とした動力のしくみを学ぶエリア。
ガレージのような雰囲気で、スケルトンカーも展示されている。
ギアがどの様な動きで働いているのかが見える体験。
8階 ワンダータウン
こちらは視覚や音、光、数といった不思議を科学的に探求するフロア。
ピタゴラスの定理を水を使って理解、証明する仕組み。
直角三角形の底辺の2乗と高さの2乗の合計が、斜辺の2乗に等しい
カラー印刷の仕組み。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4種類を組み合わせることでカラー印刷が出来上がる。
自然界にある形の規則の謎をさぐる一例で、ハチの巣の規則性。
五角形だと壊れやすい。
一方、六角形だと無駄が少なく壊れにくい。
ハチの頭の良さにただただ感動。
こちらは、傾いた部屋。
実際は、床は平らだが何故か滑り落ちそうな感覚になる。
目を通して入る情報と感覚の不一致で起こる不思議な現象。
7階 プラネタリウム・企画展示室
プラネタリウムは今回の入館の目玉イベントの一つ。
千葉市科学館のプラネタリウムは、光学式の恒星投影機「ケイロン/CHIRON」とCG映像を映し出すデジタル式プラネタリウムの「バーチャリウムⅡ」という2つのシステムを同時に使う「ハイブリッド/HYBRID」方式のプラネタリウム施設です。
“星”と”映像”が融合したハイブリッドプラネタリウム。
1000万個を超えるリアルな星空が宇宙への興味を喚起し、迫力ある映像世界が新たな魅力を創造します。この空間には、驚きと感動が凝縮されています。天の川に双眼鏡を向けると無数の星であることを実感できる星空は、1000万個以上の星々で創り出されています。また、デジタル映像システムでは、ダイナミックな宇宙の姿や過去・未来の星空、宇宙空間に飛び出したような臨場感たっぷりの眺めを体験できます。
ハイブリッドプラネタリウムの”美しい満天の星”+”大迫力の映像”をお楽しみください。
※公式ホームページより。
こちらは、過去に千葉市立郷土博物館で26年間活躍されたGOTO GX-10-Tの展示。
現在上映しているプラネタリウムの一覧。
今回、我が家が鑑賞したのは最近子ども達の間で人気のポケモンのプラネタリウム。
通常のプラネタリウムでも勿論楽しめるのだが、ポケモンとのコラボでより一層子ども達はワクワク。
テーマは皆既日食で、少し子ども達には難しいテーマかもしれないが、ポケモンのアニメの力も大いにあって、楽しく鑑賞できた。
こちらは企画展示室。
季節毎に開催される企画展で、現在は「かずとかたちのふしぎ〜ラ・ビレット展〜」が開催中。
※平成31年3月16日から4月7日まで。
算数の不思議、面白さなどを体感できる展示がたくさん用意されている。
道路を一筆書きの要領で通るあそび。
一枚だけ裏返っているトランプのカードは何か当てるクイズ。
飲食スペース
10階には、スカイガーデンという飲食可能な休憩スペースも用意されている。
小さなお子さんの休憩だったり、プラネタリウムの上映の待ち時間を利用して持ち込んだ食事を楽しんだりすることが可能。
まとめ
全ての展示を体験出来た訳ではないが、それでも約半日の滞在の滞在で数や光、宇宙や技術といった内容を盛り沢山楽しく学べることが出来た。
千葉市科学館には、ベビーカー、コインロッカーやおむつ交換台といった用意もあり小さい子連れのファミリー層にも優しい。
また、スタッフ以外にもボランティアスタッフも多く配置されていて、機械の操作や趣旨の説明など子ども達に対してとても丁寧に接してくれる。
7階にはミュージアムショップがある。
定番の文房具やキーホルダーを始め、宇宙食や工作・実験キットなども販売されている。
理科の授業がない小学校低学年の子には、やや難しい内容の展示もある様に感じられたが、それでも興味をそそる様な展示方法とスタッフによるサポートで楽しく探求できる千葉市科学館。
定期的に新しいイベントも開催されている様なので、また機会があれば訪れたいと思う。