自宅の庭に芝生がある家庭は、緑豊かで心も安らぐ理由の1つであると思う。
我が家の庭も芝生があり、自宅を購入した当初は気持ちよくて寝っ転がったり、レジャーシートを敷いたりしてピクニック気分を味わったりしていた。
夏場は月一回は芝刈りをし、朝夕と水撒きもしてそれなりにお手入れも施していた。
だがそれでも、年月が経つにつれ芝生が痛んできたり元気がない箇所はどうしても出てくるもの。
今回、我が家で実践している年に一回芝生のお手入れとして行っている目土の散布について紹介していきたいと思う。
芝生の発育状況について
芝生は植えてしまえば、何かない限り掘り起こしたり土を耕したりすることがない。
我が家でもそうなのだが、芝生の中でも特に通り道としている箇所は土が踏みつけられたり根が詰まってしまい、成長に悪影響を与えてしまう。
最初の1、2年目は大丈夫だが3年目位から明らかに弱っている部分が出始めてくる。
目土を撒く前の芝生の状況。
エアレーション
そこでまず最初にする事として、「芝生のエアレーション」
エアレーションとは通気作業のことで、芝生の中に穴を空けて、
- 透水性
- 通気性
- 根切り
を改善させる。
エアレーションにはこちらの「ローンスパイク」と呼ばれる器具を使う。
このローンスパイクは先端が尖っているので、5cm位の間隔を目安にして体重をかけながら踏んでいく。
こんな感じで土を外に出していく。
先端の刃の中に土を詰めこみ、そのまま押し出されるような仕組みにになっている。
土を一つ一つ回収するのが大変だが、子どもたちが協力して手伝ってくれた。
このエアレーション作業は、土の中で根詰まりが発生しているのを根切りすることで、新たな根を生み出し芝生の活性化に役立つ。
目土の散布
エアレーションが終わったら、いよいよ目土を芝に撒いていく。
今回使用したのは、追肥と目土が同時にできるこちらの芝はり名人。
シャベルを使ってまずは芝生全体に撒いていく。
出来るだけ薄く散布するのが後々のポイント。
少しずつ範囲を広げながら撒く。
次女も小さいスコップで砂場遊びのように一生懸命撒く。
続いてホウキを使って目土の厚みが均等になるように掃いていく。
ポイントは、
- 芝を傷つけないように優しく掃く
- 芝生の凹みが目立つ部分は少し厚めにする
2.の厚めにする点だが、芝を覆うような厚めにすると逆効果になるので念の為注意が必要。
ここまで終わったら最後は水撒き。
芝生全体に撒いて目土を芝に落ち着かせる。
作業をする適正な時期
目土を撒く適切な時期はとしては3月から4月。
これは、春は萌芽期であることから、この時期に目土をすることで、発芽を促進し芝生が活性化されるため。
逆に夏の時期は、非常に強い直射日光によって芝生が痛んだり弱ったりするので、なるべくこの時期は避けた方が良い。
まとめ
一応、デメリットについても触れるとすれば、芝生全体の高さが上がってしまうこと。
毎年目土を撒くために、その分高さも上がってしまう。
ただ、毎年我が家でも目土を使って年に一度この作業を行っているが、目に分かるような変化は感じられないのでそこまで気にする必要もないと思う。
全ての作業が完了した後の芝生。
この目土による効果は一年を通じて健康な芝生の維持・成長を促す為なので、すぐに効果が見えるという訳でもない。
だが、毎年欠かさず目土を撒くことで、大きな痛みや枯れさせることなく維持出来ている事から、しっかりその効果は出ていると考えている。
これまでやった事がない方、または知らなかったという方は芝生の健康管理に是非取り入れていただきたいと思う。